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Smell
Interview
新卒インタビュー
工事グループ
斉藤 彩(2019年4月 新卒採用入社)
幼い頃から楽器に触れ、中学で入部した吹奏楽部をきっかけに地元の劇場によく通った。木の匂いに包み込まれるような舞台裏の空気感が好きで、高校では演劇部に入った。舞台美術、裏方を務めた。そして空間設計へと興味を膨らませていった。
「建築家が考える舞台美術と、演劇人が考える舞台美術は違うだろうな、っていうのが自分の中でわかってきて。自分はもっと建築の視点から見れるようになりたいなって」
そう思って大学では空間デザインの建築コースを選んだ。そこで劇場空間への興味に加え日本の古建築の魅力も知ることとなった。それが結果的に山翠舎を選ぶ理由へと繋がっていった。入社一年目の今、現場監督補助というかたちで、自分がやれる仕事を一つずつ増やしてる。
「まずは現場管理で知識を積んで、理屈を学んで建築士の資格を取る。将来的には山翠舎専属のデザイナーになるか、現場管理をしながらデザイナーの意図を汲み、自分なりのデザインをそこに加えられるような働き方をしたい。この二択が、当面の目標です」
そしていつか舞台美術を自身の仕事として立ち上げたい。「そこに向けての今」というイメージを持っている。
「役者は言葉や身体を使って一公演の中に無限の表現ができますけど、舞台美術ってその場にボンと置かれるだけ。しかも公演が終わるとあっという間に撤去される。そういう儚さがあるじゃないですか。その中で脚本をいかに深められる舞台美術ができるか。そこに興味があるんです」と斉藤さんは話す、「古い道具の話とか、今現場で職人さんが教えてくれることもいずれ自分の引き出しになっていけば、より深みのあるものづくりができるはず。私なりに新しい視点を探究していきます」。
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